東京金融取引所は、金融先物取引法と金融商品取引法の両法によって、市場開設の免許を取得し、東京先物取引所として運営がなされています。
国内外の金融機関の出資を受けて設立された同取引所は、その後、先物取引所としての利便性を高めるとともに、市場の透明性を維持する目的もあって、株式会社に組織改編することになっています。
現在、同取引所に上場されている商品は6種類あり、具体的には、ユーロ円3か月金利先物、ユーロ円3か月金利先物オプション、ユーロ円LIBOR6か月金利先物、無担保コールオーバーナイト金利先物、取引所為替証拠金取引、取引所株価指数証拠金取引です。
ユーロ円3か月金利先物は、将来の短期金利の動向を予測するもので、金利の変動リスクを極力回避したい場合に使える商品です。
一方、ユーロ円3か月金利先物オプションは、ユーロ円3か月金利先物を原資産として、これを買ったり売ったりする権利を売買する取引をいいます。
ユーロ円LIBOR6か月金利先物は、金利スワップ取引のヘッジツールなどとして活用できる商品です。
無担保コールオーバーナイト金利先物は、日本銀行の政策誘導金利目標である無担保コール金利が取引の対象になっています。
取引所為替証拠金取引は、正式な名称よりも、くりっく365としての名称の方がよく知られているでしょう。
公正な取引を目指して設立されたFX取引そのものです。
取引所株価指数証拠金取引の方も、株365という名称で呼んだ方が分かりやすいかもしれません。