代用有価証券として取り扱っている株を持っている場合、現金が必要ないFXの取引を行うことができる業者があります。
その業者に代用として株を預けると、取引所での前日基準値の数十パーセントが取引口座の資産に反映させることができます。
このため、現金を口座に預け入れることなく、この業者で取引ができるようになるのです。
このように、預けた株が証拠金となることが特徴で、ある業者では、前日基準値の70パーセントで代用預かりになります。
この業者の例では、持っている株式の時価が100万円分だったとすると、証拠金として70万円分が取引口座に反映されることになります。
証拠金が不足していて、株を持っている場合にはこのサービスが利用できます。
このサービスを提供している業者は数社ありますので、株式取引とともにFX取引も行っている場合には、便利に利用することができるのです。
投資家が塩漬け株を持っている場合には、有効に活用できる良い仕組みだと言えます。
このサービスは、各業者によってそれぞれの特徴があります。
ある証券会社の例では、取引を行うため現金の差し入れが数十パーセント必要ですし、ある証券会社では、担保として預け入れた保有株式についてはいつでも売却が可能です。
どの業者でも、保有株の証拠金の掛け目は70パーセントになっていることが共通しており、どの会社のものを利用するかはそれぞれの特徴があるので、比較をして自分に適した業者のサービスを選んで利用しましょう。