不動産投資家からの注目度が高まるニュージーランドですが、投資先の候補地として選ばれる魅力には、どのような背景があるのか見ていきましょう。
ニュージーランドは、失業率が低い上に堅調な経済状況で、不動産価格は年平均で約8%の上昇を続けています。
中でも中心部の最大都市であるオークランドは、賃貸需要や不動産市場自体が成熟期を迎えています。
不動産物件購入後の転売や賃貸での提供を考えた際にも、オークランド周辺では顧客を探しやすいというメリットがあります。
不動産価格の安定的な上昇を支えている要素の一つとして、移民による人口増加が挙げられます。
今後も確実に移民人口は増加すると考えられ、住宅への需要は一層高まります。
次に、土地の分割に関する規制が人気の理由として挙げられ、ニュージーランドでは、地域によって建築や分筆に多くの規制があり、人気エリアでの不動産が不足して価格上昇に繋がっていると考えられます。
そして、外国からの有利な投資が可能なことも価格上昇の要因です。
特殊な物件でない限りは、規制も不動産取得税も発生せず、価格上昇に対する税金や相続税も一切掛かりません。
先進国に於いては非常に珍しい税制であり、海外からの投資を行う最も大きな原動力になっています。
ニュージーランド人のライフスタイルは、不動産投資を一番の財産形成と考えていて、自宅を購入すること自体が投資となり購入と売却を繰り返します。
このような不動産への姿勢が価格へ反映されているとも言えるでしょう。
合わせて、不動産価格の長期的な上昇も価格へ良い影響を与えていると考えられます。