タイの首都バンコクは、国の経済の中心地であると共に、ラオス、カンボジア、ミャンマーを含むインドシナ半島全体の経済圏の中心的役割を担っています。
戦後、日本企業が数多く進出し、特に1960年代の高度経済成長期には、自動車関連や大手ゼネコン、百貨店なども進出を果たし、子弟の為の日本人学校も開設されました。
現在バンコク首都圏では高層のコンドミニアムの建設が盛んで、2011年の洪水以降、コンドミニアムの需要が伸びている影響もあります。
現地の不動産業者が不動産投資について語っている記事があり、それによると、現在は中心街のコンドミニアム価格は上昇し、その理由として、やはり洪水を懸念して引っ越しをしないでセカンドハウスとして購入するケースや、高い需要を背景に不動産投資物件として購入する場合が多いとのことです。
また、既に所有している場合は、今売却すれば高いキャピタルゲイン獲得が可能なので、特に人気があるのがスカイトレーンという高架鉄道沿線の物件で、交通渋滞の心配がないことがその理由として挙げられています。
そして、実際にコンドミニアムの購入を検討する際に重要になるのが融資の問題で、外国人への融資は労働許可を持っていることが条件となっており、法人設立やタイ企業のパートナーになるなどの対応が必要です。
融資を受けられても4~6%優遇金利で借りられるのは1~3年までで、その後は8%に上昇し、借入期間は30年となっています。
その他に、外国人はバンコク市内の土地の購入は認められていませんがコンドミニアムの購入は可能です。
固定資産税のような課税もなく、不動産投資の利回りも東京都心部と同程度得られるため注目されています。