投資家からお金を集めて一つの大きな資金を作り、運用の専門家が株式や債券などに投資して運用する商品のことを投資信託と言います。
運用して得られた成果を、投資した人にそれぞれの投資額に応じて配分します。
投資信託は運用会社が作り、主に、証券会社、銀行、郵便局などの窓口で販売されています。
取引の単位は1口で、1口当たりの値段を基準価額と言い、購入や換金に際してはこの基準価額をもって取引します。
信託資産のうち投資家に帰属する額を純資産総額と言い、これを総口数で割ることによって1口当たりの基準価額を算出し、組み入れられている株式や債券などの時価を基に算出しますので、基準価額は毎日変わります。
当然安い時に買って値上がりした時点で換金することで利益を上げられますが、その他にも、分配金と言う運用の成果で得た収益を保有口数に応じて投資家に分配する仕組みがあります。
この投資信託に、毎月決められた日に一定の金額を投資する方法が積立投資信託と言われるものです。
基準価額が高い時は買付数量が少なくなり、逆に低ければ多く買い付けることになり、リスク分散や複利効果も期待できます。
そして何より、毎月500円、1,000円と少額から運用できるのが魅力で、その為、サラリーマンなど給与生活者でも、複数の積立投資信託に何本か投資することも可能で、結果的に安定した運用の実現にもなります。
いきなり株を始めるのに不安を感じる場合は、手軽でメリットも多い積立投資信託で投資に慣れるのも一つの方法としてお勧めです。