イオンの有価証券報告書を読み込む

有価証券報告書の中の核心部分が、経理の状況です。
初めて読んだ時はきっと、その情報の多様さと専門用語に圧倒されることと思いますが、報告書の中でもとくに重要な箇所でもあります。
ここに記載されている数値や文言の内容をじっくりと読めば、企業の経理の状況を把握できるでしょう。

有価証券報告書のメインとなる連結財務諸表は、連結集団に属する各社の財務諸表を単純合算して、そこから企業集団内の債権債務や取引高を消去するなどの調整を行って作成されます。

その作成手続きに関しては、いくつかの選択の幅が認められていて、各社がその実態を最もよく表すことのできる方法を選択しています。
ここでは、イオンの有価証券報告書の中に書いてある財務諸表の例を見てみましょう。

イオンは国内外に多くの子会社がありますが、平成18年の時点では129社を連結対象にしています。
非連結子会社は1社だけなので、ほぼすべての子会社を連結対象にしていることが分かります。

ちなみに、この前年の平成17年の時点では130社を対象にしていました。
1社減った理由は、連結の異動により増加16社、減少17社となったためです。

また、異動のあった会社について増減要因が記載されていて、増加要因としては、設立や株式取得と記載されており、逆に減少要因としては、合併や清算と記載されています。

この異動原因を読むと、平成18年度の連結対象は1社減少ですが、合併による減少が10社であることから、実質的には連結グループとして規模が拡大していることが読み取れるのです。

この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

カテゴリー:有価証券

このページの先頭へ