日興コーディアルグループの概要

日興証券
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日興コーディアルグループは、かつて存在した日本の証券持株会社の1つです。
東証、大証、名証の各1部に2008年まで上場していた株式会社でした。
日興コーディアルグループには、日興コーディアル証券、日興シティグループ証券、マネックスグループ、日興アセットマネジメントが子会社として所属していました。

日興証券の前身の1つである川島屋証券がもともと三菱系だったことから、かつての日興証券は三菱銀行と親密な関係にあり、実質的に三菱グループ各社の株式主幹事を務める役割を担ってきました。

1990年代までは四大証券の一角に名を連ね、野村證券に次ぐ規模でした。

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1990年代後半、証券不況の嵐が吹き荒れる中、ソロモンブラザーズの買収や新証券会社の設立を行い、その後2001年に持株会社に移行し、吸収分割型の会社分割により、日興コーディアル証券株式会社に証券業及びその他営業の全部を継承させ、本体は日興コーディアルグループへ社名変更しました。

このとき、野村証券、大和証券グループ本社に次ぐ業界第三位の位置でしたが、その後、不正会計処理問題を受けて経営が苦境に陥り、外部の支援を必要とするようになり、2007年に事実上アメリカ金融大手のシティグループの傘下と入りました。

2008年には株式交換で直接の親会社となっていた日本法人シティグループジャパンホールディングス株式会社に吸収合併され、日本における金融持株会社である日興シティホールディングス株式会社となりました。

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