宝くじ付き定期預金という金融商品が世に出てから、もうずいぶん長い時間が経ちました。
これは預金額に応じて宝くじを預金者に定期的に提供するというものです。
一時期はあちらこちらの金融機関がこのサービスを提供していましたが、今はずいぶん少なくなったようです。
それでも一部金融機関では常時、もしくはボーナス時期に合わせてスポット的にこのサービスを提供し続けています。
このサービスを利用したことのある人は少なくありません。
長引く不況の中、宝くじで一発大きく当てたいというのは庶民のあこがれと言ってもいいでしょう。
それが預金しているだけで何枚かは送られてくるのですから、お得な金融商品だと言えます。
もちろん1等前後賞とも当たれば一攫千金ですが、そう簡単に当たるほど世の中甘くはないのが現実です。
しかし、1等が当たらなくてもメリットが多いのがこの定期預金です。
一番当選金が安い6等でも当たれば300円がもらえます。
この超低金利の時代、300円は普通預金150万円を1年間預けてもらえる利息に相当します。
つまり、連番でもらえるように指定しておきさえすれば、大当たりしなくても6等が必ず当たるので、普通に預金しておくよりはよっぽどお得になります。
コツコツ貯めたいなら連番で、一攫千金を狙うならバラで、金融機関によっては連番とバラの枚数指定もできますから、好みによってもらい方を指定しましょう。
この定期預金の一番の魅力は、お金を預けるだけで夢をちょっぴりもらえることかもしれません。