株の取引を主に行っているのは証券取引所ですが、個人の投資家が直接参加することは不可能であるため、一般的には証券会社などと契約をして専用の口座を開設しなければなりません。
その開設や維持には手数料がかかる場合が、以前までは店舗を持つ証券会社を中心に多くありました。
しかし、インターネットの普及によりネット専業の証券会社が現れてきたことで、この手数料が無料である場合が多くなり、競争が激しくなったことで大手の証券会社でも後を追うように無料にするところが増えています。
そういったことから、気になった証券会社に口座開設をして、複数の証券会社を使い分けるということも、維持コストがかからないので出来るようになってきました。
ただし、2014年1月から始まったNISA・少額投資非課税制度においては、NISA専用の口座を開設することが必須となりますが、これは1人1つしか持てないため、証券会社などの選定が重要になります。
証券会社などでは、こういった事情からNISAを利用する投資家に対しては様々なサービスを付加することで、顧客の囲い込みを図ろうという動きが激しくなっています。
そこで、NISAなどがきっかけで株式投資を行おうと考えている人は、特に開設時の手数料に加えて、売買の際の手数料が安価であるところを上手に選ぶことが必要です。
また、検討している証券会社で手数料が横並びで悩んだ場合には、中には一定期間の株式の売買手数料が無料になる証券会社もあるので、口座開設時の特典で選ぶというのも有効かもしれません。