富士ゼロックスの状態は傘下となる企業の有価証券報告書から読み取れます

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1962年に富士写真フイルムとイギリスのランク・ゼロックス社の合弁により創立した富士ゼロックス株式会社は、2001年に富士写真フイルムの連結子会社となりました。
そして、2006年には富士フイルムホールディングス株式会社が設立され、同社の傘下となっています。
富士ゼロックスの財務データはホームページに掲載されていますが、それ以外のデータを知るための有価証券報告書は富士フイルムホールディングス株式会社を参照することになります。

2013年度の有価証券報告書の中で、富士ゼロックスが手掛けるドキュメントソリューション部門を見ていくと、法人向けの商品に関しては、前年度の需要増があったために販売台数が減少したということです。

アフタービジネスに関しても1台あたりのコピー枚数は増加したものの、1枚あたりの単価が下がったため減収となっています。

しかし、海外向けのカラー複合機の販売台数が増加したことでトータルの販売台数は増加し、プリンター事業でも同様の傾向が見られるのが特徴的です。

国内ではカラー・オンデマンド・パブリッシング・システムの販売が増加しトータルの販売台数も増加しており、米国ゼロックス社向け輸出も共に好調で販売台数が増加しています。

全体的に観ると、国内・海外共に売上増と、為替の円安傾向が影響したことから前年度比で11.9%増となり、利益に関しても売上原価の改善などにより26.5%増という結果です。

このように、富士ゼロックスの状況は富士フイルムホールディングスの有価証券報告書から読み取ることが出来ます。

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