株式投資をお考えのみなさんの中には、株式投資をする際に、何を目安とすればいいかわからないという人もいるかもしれません。
どの株式に投資をすればいいのかという重要な判断基準となるものは、有価証券報告書です。
有価証券報告書には、会社の事業の状況や今後の経営方針、会計や利益などの重要な項目について詳細に記載されており、株式を発行している会社が株主に向けて公開しています。
この報告書に基づいて、投資家はその会社に投資するかどうかを判断するのです。
たとえば、株式会社キリンの場合、会社のホームページで四半期ごとの有価証券報告書を公開しています。
それらの報告書は、PDFファイルにてダウンロードすることができます。
しかし、報告書の内容は膨大ですので、すべてを読んだ後で投資判断をすることは、個人投資家の方にはあまり向いているとは言えません。
このような報告書を読む際は重点を絞って読むことが必要で、まず、最も重要なのがその会社の経営状況と財務状況です。
経営状況が悪ければ、株価は下がり配当も減配となる場合が多く、個人投資家の方の資産を大きく毀損する可能性があります。
反対に、経営状況が良好だと安定した利益を得ることができ、株式価値は上がり、配当も増配され、資産を増やすことができます。
また、財務状況は、その会社が多額の債務を負っている場合の倒産リスクを考える上で重要です。
これらの点に力点を置いて投資判断をしましょう。