近年では、インターネットバンキングというものが多く見受けられるようになりました。
実際にネット口座を開設してみると、そこには従来の銀行業務のイメージとは違い、様々なサービスが展開されていて驚かされます。
勿論、銀行ならではの普通預金や定期預金はもちろんの事、クリックひとつでネット証券にリンクして簡単に株式や外貨の売買もできるようになりました。
さらには、自分の口座の残高から引き落とす形で、家に居ながらにして宝くじを即時に購入が出来たり、競輪、競馬、オートレースなども、気軽にインターネットから投票ができてしまう銀行もあります。
これは、数十年前から考えたらちょっとしたカルチャーショックとも言えるでしょう。
このように、とても使い勝手の良いネット口座ではありますが、安全面ではどうなのでしょうか。
ワンタイムパスワードというものを携帯のメールに送信するということで、安全度が高くなると安心する方も多いかもしれませんが、本気で悪意のある人々だったら簡単に乗り越えられるハードルのような気もして、100%信頼ができるかは疑問が残るところです。
また、IPアドレスを限定するような設定のネット口座もありますし、パスワードの入力を実際のキーボードから入力するのではなくセキュリティボード等という仮想キーボードから入力するような工夫もあります。
それでも、パソコンの故障やネットの安全性に心配な方は、自分でATMや店舗に赴くほうが安心です。
まだまだアナログな行動が必要な銀行は、今後もなくなることはないでしょう。