先物取引の仲介を行う商品先物業者は数多く存在しますが、取引手数料水準やサポート体制というのは業者によって千差万別です。
商品先物市場において円滑に取引を行うためには、良い業者を選ぶことが必要不可欠となるので、業者選びは時間をかけて慎重に行う必要があるでしょう。
商品先物業者を選ぶ際にチェックするポイントとしては、①取引コスト、②サポート体制、③システム体制、④証拠金の保全体制、などが挙げられます。
まず取引コストについてですが、商品先物取引の手数料は2005年1月に自由化された為、その水準は業者によって大きな開きがあります。
取引コストが低い業者を選ぶに越した事はありませんが、他のチェックポイントとの兼ね合いになりますので、取引コストだけを重視して選ぶ事はお勧めしません。
2点目のサポート体制は、取引に関する疑問が生じたり、トラブルが生じた際に、業者がどのように顧客をサポートしてくれるかというものです。
多くの業者はオンラインでの照会対応の他、電話でのサポート体制を敷いていますが、業者によってはサポート窓口が無い所もありますので注意が必要です。
3点目のシステム体制は、取引の発注等に使うシステムツールがしっかりしたものかどうかというものです。
システムが脆弱だと、すぐにシステムダウン等のトラブルが発生し、思った通りの取引が出来なくなるリスクがあります。
4点目の証拠金の信託保全体制とは、投資家の資金を分別管理しているかどうかです。
分別管理をしていない業者だと、業者が破綻すると資金が返還されない可能性があるので、これらの項目に気を付けて業者を選択することをお勧めします。