証券会社は、株式を始め公社債、投資信託などを扱う金融機関で、国内には200以上の会社があります。
株式の売買を仲介するブローカー業務、証券会社自身が取引に参加するディーラー業務、発行された株式を売買するアンダーライン業務、そして新株を一時的に預かり買主を探すセリング業務の4つがあり、法律で認められているこれら4つを業務とし、資本金100億円以上を有する会社が総合証券会社として位置付けられています。
近年は、普及したインターネットを利用したオンライン証券の数が増え、個人投資家に人気があります。
初心者で口座開設や取引に不安を感じるのなら、店頭や電話で適時相談できる総合証券のコンサルティングコースをお勧めしますが、手数料がネット証券と比較して高くなっていることを念頭に置く必要があるでしょう。
では、ネット証券では相談に乗って貰えないのかと言えばそうではありません。
例えば、国内最大手のネット証券のSBI証券では、対面コースやダイレクトコース、IFAコースが用意されています。
ダイレクトコースの場合、投資家の為の相談窓口を設け、ネット画面からだけでなく電話での投資相談や注文も可能です。
IFAコースは、SBI証券に登録している金融商品を仲介している業者が気軽に相談に乗ってくれるサービスで、その中には独立系のフィナンシャルプランナーなどが登録しているケースが多く、専門的なアドバイスが得られます。
ネット証券は、店舗の維持費や営業にかかる人件費が不要な為、その分手数料を大幅に安くしていることが人気を得ている一因ですが、相談窓口やサポート体制も整っていますので、初心者でも安心して取引が始められます。