西日本宝くじは日本全国で販売されている全国自治宝くじとは違い、中国や四国、九州の17県5指定都市が地域限定で共同販売している宝くじで、昭和33年4月に第1回が発売されました。
購入しやすい金額で人気の100円宝くじと、高額当選で人気の200円宝くじ、そして購入したその場で当選や当選金額が判明するインスタントくじであるスクラッチの3種類があります。
特に100円宝くじは、図柄に西日本各地のイベントや名産品、名所などが描かれていて、西日本ならではの魅力あふれる宝くじです。
西日本宝くじの抽選会はすべて公開されていて、年間20回程度行われます。
立会人が出席して行い、その内の5回は西日本各地の市民会館やテレビ局のスタジオなどでアトラクション付抽選会として行われますので、一大イベントとして楽しみにしている購入者は多くいます。
当選金額は1等3,000万円から始まって、1等前後賞100万円、1等組違い賞10万円、最後は7等100円まであります。
また、あまり知られていない収益金がどのように使われているのかですが、販売総額の中から賞金や経費を除いた金額が販売元の収益金になっています。
収益金は全体の4割程度の金額で、西日本地域の公共事業などに役立っています。
例として、道路の修繕費や県立高校の校舎整備事業、音楽祭開催の費用や乳幼児医療費支給の補助金などが挙げられます。
宝くじは当選番号ばかりが気になってしまいますが、宝くじを購入することは夢や希望が手に入る以上に世の中の役に立っているのです。