シャープと言えば液晶と言われるほど、その高い技術力は世界でも認められています。
大阪に本社を構える総合家電メーカーとして、長年に渡り業界の一翼を担ってきました。
最近は太陽電池事業やビジネスソリュージョン事業で注目を集めています。
2014年3月期の業績発表によると、日本国内で住宅用やメガソーラーの販売が大幅に伸び、太陽電池事業では前年比で85%を上回る売上高増を記録していますし、ビジネスソリューション事業部門でも13%増となっています。
全体としても4Kテレビなどの好調を受け、売上高や営業利益、経常利益などが大幅な赤字から黒字に回復しています。
加えて、減価償却費や人件費などの減少、設備投資の抑制などの企業努力によって、各事業で営業損益が大きく改善を見せています。
これらの数字は有価証券報告書で確認することができます。
有価証券報告書は、上場会社が企業の概況や事業内容、設備状況、財務諸表などを、事業年度末に作成が義務付けられている報告書です。
従って、これを読むことは投資対象とする企業の分析をする上で有効な手段であり、投資を考える上で必要なことと言えます。
シャープの直近の第121期第3四半期有価証券報告書は2015年の2月10日に情報開示されており、その数字を見ても好調さは変わっていません。
1株当たりの純利益も計上されていますので、保有株式に対する配当の可能性も出てくるのではないでしょうか。
日本経済自体も長い不況から脱却する傾向にあり、今後シャープに対する期待感も高まっています。
有価証券報告書は、東京証券取引所や金融庁のホームページで閲覧できますので参考にして下さい。