研究開発の他に環境にも配慮している株式会社アイテック

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1995年6月に設立された株式会社アイテックは、高温高圧技術を基盤に、研究設備から生産設備まで幅広い事業を展開しており、その納入先は大手メーカーから大学・研究機関などと様々です。
近年では、大阪府立大学との産学連携により、グラフェンと呼ばれる素材を量産化する製法を開発しました。
これは、銅と同程度の電気伝導性を持ち、強靭で柔軟性もあり、科学的安定性に優れている上、既知の全ての物質を凌駕する熱伝導性を持つ素材です。

この高い熱伝導性により、身近なものとしてはパソコンなどのCPUの放熱の促進や、放熱シート効果によりスマートフォンの高速通信化にも貢献しています。

さらに、EV車やハイブリット車などで金属を利用している部分にグラフェンを利用することで軽量化が可能で、高い導電特性からは、電子機器への電磁遮断シートとして電子機器への影響をおさえたり、静電気の帯電防止シートとしての活用の他、プリント基板などに用いられる導電インクなどの用途に利用されます。

これが実現出来たのは、機能性ナノ粒子・材料創製や、超臨界水関連装置の製造などの最先端のノウハウを蓄積してきた株式会社アイテックの技術力の高さを象徴しており、その他の研究開発での産学連携にも積極的な企業です。

現在では、研究開発助成事業として、フェライト系ナノ原子とバイオマス水熱液化について、東北大学と共同研究を行っています。

株式会社アイテックでは、そのような研究開発の他、環境負荷の少ない商品や技術の開発にも取り組んでおり、これからもこの技術開発が期待されている企業です。

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