有価証券の処理方法の一つである、移動平均法について

企業にて会計処理を行う項目の中に、有価証券をどのように処理をするかという問題が出てきます。
この処理方法は、簿記の検定でも頻繁に出題される項目ですので、勉強されている方も多いものですが、その中のひとつに、移動平均法というものがあります。
これは、同じ銘柄の証券を取得するたびに、その平均額を計算するものです。

それでは、例題を示しながら考えていきたいと思いますが、実際の有価証券の取得には手数料がかかります。
面倒になるので、いったん省いて考えていきましょう。

まず、A社の証券を1000株、合計10000円で購入します。
その場合、1株当たり10円になるのはお分かりになると思います。

そして、このA社の証券を追加で1000株、今度は12000円で購入します。
ここで、移動平均法による計算を実施します。

まず、最初の購入価額の10000円に、追加購入した価額の12000円を足し、合計22000円になります。
これを、合計株数の2000株で割ると、一株当たり11円となります。
こうやって、都度平均を出していくのです。

このように、移動平均法は売却するたびに、その都度の払い出し価額が把握できるのと平均を都度取るので、売却時の市場価額との差をある程度抑えることができるメリットがある一方、都度計算を実施しなければなりませんので、処理が多くなる可能性があるといった点もあります。

有価証券の処理は会社によって変わりますので、その会社が行ってきた方法で処理をすることになるのです。

この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

カテゴリー:有価証券

このページの先頭へ