カバードワラント取引とは何か

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カバードワラント取引とは、株式などを定められた期日に一定の金額で売買する権利を証券化した有価証券の取引のことです。
売買する権利の売る権利は「プット型」とも言われ、指数資産の値が下がっていくことで利益を得られます。
一方の買う権利は「コール型」と呼ばれ、指数資産が値上がりすることで利益が生まれるものです。

それらの権利は、個別株式・外国為替・株価指数・商品といった豊富な種類の原資産が対象になり、オプション取引とは異なり発行会社を通して取引を行うため、損失リスクが投資金額に限定されているという特徴があります。

また、少額の資金で大きな取引ができることや対象の株価が下落した場合でも、プット型ならば利益が出せる点も特徴に挙げられるでしょう。
カバードワラント取引の形態は、「店頭カバードワラント」と「上場カバードワラント」の2つに分類されます。

店頭カバードワラントはeワラント証券が発行し、特定のオンライン証券会社が取り扱っています。

売り手が発行会社で、変動率の予測や時間的な価値も発行会社が支配しているため、投資家には不利なこともありますが、証券取引所で売買を行わないので夜間取引が可能ですし、商品設計が自由に行えるといったメリットも多くあります。

また、上場カバードワラントは大阪証券取引所に上場し、証券会社を通じて取引できます。

上場基準に基づき発行者の財政基盤などの信用リスクが審査されているため、取引の際も安心です。

このようにカバードワラントは、損失リスクの保険的な面と投機的な面がある「ハイリスク・ハイリターン」な商品と言えます。

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